2025.12.24
現場レポート

円い大きな筒発見!

今年の春にドローンで撮影した苫小牧地区の流域別調査の現場写真に、特徴的な円形の構造物が映っていました。

皆さんはこの構造物が何かご存知でしょうか?

 

 

これは、鋼製矢板で作られた筒状の枠に土砂を詰めた「砂防ダム」です。

 

水が流れる部分には円筒を離して設けたスリット(隙間)があり、流れを調整できるようになっています。

この砂防ダムは当社が設計したものではありませんが、樽前山の噴火による泥流や土石流などの災害から、市街地を守るために設置されています。

山間部にはこのような土砂災害を未然に防ぐための多様な工夫が施されているのです。

こうした構造物を知ることで、防災インフラの大切さを感じていただけるのではないでしょうか。